【実施報告】 プロジェクトマネジメント実践研修(2025年12月)

【実施報告】

プロジェクトマネジメント実践研修(2025年12月・2026年1月)

2025年12月および2026年1月にわたり、某IT会社の皆様を対象とした「プロジェクトマネジメント実践研修」を実施いたしました。
本研修は対面形式で行われ、講義とケース演習を組み合わせた構成により、参加者同士の活発な議論と実践的なアウトプット創出が行われました。

本研修では、プロジェクトマネジメントの標準的な知識体系の理解にとどまらず、実務における意思決定、合意形成、リスク対応、ステークホルダー調整といった「現場で使える判断力・行動力」の定着を重視しました。


📌 研修の目的と背景

本研修は、以下の4点を柱としてプログラムを構成しました。

PMBOK®ガイド(第6版・第7版)に基づく体系的理解
プロジェクトの立ち上げから終結までの5つのプロセス群、および10の知識エリアについて整理し、プロジェクト全体を俯瞰する視点を養いました。

ケーススタディを通じたリーダーシップ・コミュニケーション力の強化
プロジェクトマネジャーが業務時間の大半をコミュニケーションに費やす点を踏まえ、管理技法だけでなく、メンバーを巻き込みながら前進させる姿勢や関係構築の重要性に焦点を当てました。

実践的な成果物作成スキルの体得
プロジェクト憲章、ステークホルダー整理、スコープ定義、WBS作成、クリティカル・パス分析、リスク登録簿の作成など、一連の計画プロセスを演習形式で体験しました。

PMの役割の再定義
PMを単なる進捗管理者ではなく、利害の異なる関係者間の調整を行い、最適解を導く「統合者(インテグレーター)」として捉え直しました。


🧩 研修プログラムのハイライト

時間帯 内容 ポイント
1日目 午前 PMBOK®の基本構造とPMの役割 プロジェクトの有期性・独自性を理解し、統合マネジメントの重要性を整理
1日目 午後 【ケース演習】立ち上げプロセス 模擬プロジェクトを題材に、プロジェクト憲章作成とステークホルダー特定を実施
2日目 午前 【ケース演習】計画プロセス WBS作成、クリティカル・パス算出、リスク対応(回避・軽減・受容等)を検討
2日目 午後 コンフリクトマネジメントと交渉 要件定義時の対立を想定したロールプレイにより、協調型解決を体験
終結 振り返りと行動計画 学びを自部門・自プロジェクトでどう活かすかを整理

💬 参加者の感想・所感(要約)

参加者からは、以下のような感想が寄せられました。

  • 全体を通して非常に楽しく、前向きに取り組める研修だった

  • 講師が受講者の立場に寄り添い、伴走する姿勢が印象的だった

  • PMBOKを「すべて守るもの」ではなく、状況に応じて使い分ける考え方に余白があり、実務に適用しやすいと感じた

  • 自身のこれまでの経験と重なる部分が多く、強い共感を持って理解できた

特に、「PMBOKは型であり、現場ではテーラリングが重要である」というメッセージは、多くの参加者にとって納得感の高い学びとなりました。


🔍 総括・今後に向けて

本研修を通じて、参加者はプロジェクトマネジメントを「管理手法」ではなく、「人と仕事を前に進めるための実践知」として捉え直す機会を得ました。
今後は、本研修で得た知識と気づきを各プロジェクトの現場で実践し、成功・失敗の経験を組織内のナレッジとして蓄積・共有していくことが期待されます。

必要に応じて、より複雑な状況を扱う発展編(応用研修)の実施も検討していく予定です。