プロジェクトマネジメント実践研修(2025年8月)
2025年8月の2日間にわたり、某IT会社の皆様を対象とした「プロジェクトマネジメント実践研修」を実施いたしました。会場は対面形式で行われ、活発な議論と演習が繰り広げられました。
本研修は、プロジェクトマネジメントの標準的な知識体系の習得のみならず、チーム内での合意形成、意思決定、リスク管理、交渉実務といった、現場で即座に活用できる「実践力」の定着を目的としています。
📌 研修の目的と背景
本研修では、以下の4点を柱としてプログラムを構成しました。
- PMBOK®ガイド(第6版・第7版)に基づく体系的理解 世界標準である知識体系を学び、プロジェクトの立ち上げから終結に至る5つのプロセス群(立ち上げ、計画、実行、監視・コントロール、終結)10の知識エリアを整理しました。
- ケーススタディを通じたリーダーシップと人間術の強化 PMは業務時間の90%以上をコミュニケーションに費やすと言われています。単なる管理手法だけでなく、「サーバント・リーダーシップ」*など、メンバーの能力を最大限に引き出すためのヒューマンスキルに焦点を当てました。
- 実践的な成果物作成スキルの体得 スコープ記述書の作成から、100%ルールに基づくWBS作成、クリティカル・パスの特定、リスク登録簿の運用まで、一連の計画策定プロセスを演習形式で体験しました。
- プロジェクトマネジャー(PM)の役割の再定義 PMを単なる「進捗管理者」ではなく、ステークホルダー間の利害を調整し、Win-Winの合意形成を導く「インテグレーター(統合者)」として捉え直しました。
🧩 研修プログラムのハイライト
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時間帯 |
内容 |
ポイント |
| 1日目 午前 | PMBOK®の基本構造とPMの役割 | プロジェクトの有期性と独自性を理解し、PMに求められる「統合」の視点を学習。 |
| 1日目 午後 | 【ケース演習】立ち上げプロセス | 「関東営業所への集約プロジェクト」を題材に、プロジェクト憲章の作成と、多様な期待値を持つステークホルダーの特定を実施。 |
| 2日目 午前 | 【ケース演習】計画プロセス | WBSをベースに、スケジュール上のボトルネックとなるクリティカル・パスを算出。不確実性に対応するリスク対応計画(回避・転嫁・軽減・受容)を策定。 |
| 2日目 午後 | コンフリクト・マネジメントと交渉 | 顧客との要件定義における対立を想定し、「協調スタイル」による問題解決のロールプレイを実施。 |
| 終結 | 振り返りと行動計画 | 研修での学びを現場の「教訓(Lessons Learned)」としてどう活かすかを共有。 |

チームビルディングのプロセス(タックマン・モデル)
- 「PMの役割は、単にスケジュールを引くことではなく、対立する要求事項の最適バランスをとることにあると気づかされた」 「クリティカル・パスを意識することで、どの作業が遅れると全体に影響するのか、管理の『羅針盤』を手に入れた感覚です」 「ケーススタディを通じ、PMが一人で計画を抱え込むリスク(PMの事例)を疑似体験でき、メンバーをエンゲージさせる重要性を痛感した」
💡 参加者の声(一部抜粋)
- 「PMの役割は、単にスケジュールを引くことではなく、対立する要求事項の最適バランスをとることにあると気づかされた」 「クリティカル・パスを意識することで、どの作業が遅れると全体に影響するのか、管理の『羅針盤』を手に入れた感覚です」 「ケーススタディを通じ、PMが一人で計画を抱え込むリスク(PMの事例)を疑似体験でき、メンバーをエンゲージさせる重要性を痛感した」
🔍 今後に向けて
今回の研修で習得した基礎知識と実践的なフレームワークを土台に、今後はより複雑な状況に対応するための「発展編(応用編)」の実施を予定しております。現場での実践を通じた成功と失敗の経験を、組織全体のナレッジへと昇華させていくことを目指します。
